2014年6月26日木曜日

1-2 「ジュエリーの価値」について

1-2 「ジュエリーの価値」について

100万円のジュエリーを身につけても、寒さがしのげるわけでも空腹が満たされるわけでもないです。
なぜ人は大金をはたいてジュエリーを買うのでしょうか。

①宝石の価値って何だろう

*使用価値*
それを使うことによって、より美しくなり、より一段上の人に見られること、
さらには自分のセンスの良さを示すといった、自分の優れた感覚を表現することにあります。
つまり、使わないと買う意味がなく、楽しんで使って初めて価値が生まれるものなのです。

*交換価値*
市場で再度販売するに値する宝石は、一定水準以上のものでなければならないです。
この一定水準以上の宝石であれば、どんなに使用しても素材としての交換価値を低めることはありません。(破損などしていない限り)
ただし、売買差益の追求が目的であれば、宝石よりも金地金を進めるべきです。
なぜなら、宝石は購入時の売価を売却時の時価原価が越えるときに利益が出るが、
いつ越えるかどうかは予測できることではないためです。
金地金なら、商品価格は時価となり、この時価の上下のみ確認すればよく予測しやすいです。

②使用価値・交換価値

近代経済学の祖であるアダム・スミスは「水とダイヤモンドのパラドックス」といわれる経済学で
使用価値
交換価値
について提起されている理論です。
ただしここでは、使用価値が水のように人間の生存に必要なものと定義しているため、
ダイヤモンドは使用価値はなく、交換することで財産を得られるため交換価値価値があるものとしています。

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